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旅行記| 憧れの豪華客船で地中海クルージング??フランス~イタリアを巡る

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旅行記| 憧れの豪華客船で地中海クルージング??フランス~イタリアを巡る
憧れの豪華客船に乗って、家族で地中海クルージングを楽しみました。「クルージングは老後」というイメージがありましたが、寝ている間に次々と美しい場所に連れて行ってくれるクルージングは、子連れ旅行にも最適でした。

‖ 旅のスケジュール

?:2018/8/15~8/22

?:18万円

?:家族旅行

║ 乗船前に、早朝のローマをささっと観光

クルージング船の出航前日にローマの中心に一泊し、翌朝ささっと名所観光をしました。

コロッセオ、トレビの泉、スペイン広場は近接しているので、散歩がてら1時間ちょっとで回れました

どこも日中は観光客でごった返すようですが、早朝に行ったおかげで人も少なく、ひんやりした空気の中、落ち着いた雰囲気で楽しめました。ローマ観光は早朝がおすすめです!

║ チベタベッキアの港から、いよいよ乗船!

クルージング船が出港するのは、ローマから北西に1時間程離れたチベタベッキアという街の港

ローマから電車でも行けるのですが、ホテルのフロントの方に相談したところ、子どもがいるならタクシーが楽でおすすめとのこと。アドバイスに従って、タクシーで向かいました。

港のチェックインカウンターで、持ち込みの荷物検査とチェックインを終え、いざ乗船。今回乗船したクルージング船は、15階建で、客室数は1515室!

レストランやバー、プール、劇場などなどがあり、ほとんど揺れを感じることもなく、船の中にいることを忘れました。

║ ピサの斜塔と芸術の街フィレンツェ

最初の寄港地は、フィレンツェ近くの港町。

下船して乗客専用のコーチに乗り込み、まずはピサへ行きました。ピサではたくさんの人が斜塔を支えるトリック写真の撮影をしていたので、私たちもやってみましたが、意外に難しく断念しました。

フィレンツェは、ミケランジェロの作品を始めとする迫力のある彫像が街のあちこちに建っていて、そこにいるだけで芸術を感じられる街でした。

ジェラート発祥の地でもあるので、しっかりジェラートも食べました。

美しすぎる港町、ヴィルフランシュ

翌日はイタリアとフランスの国境付近の港、ヴィルフランシュに寄港しました。

船は港から少し離れたところに停泊したのですが、小型船でヴィルフランシュまで送ってくれたので上陸してみました。ヴィルフランシュは、中世の面影を残す港町。そして、坂の多い街でした。

街全体がとてもカラフルで、海とのコントラストも美しく、どこで写真を撮っても絵ハガキのようでした。

ナポレオン生誕の地、コルシカ島

次の寄港地は、コルシカ島。ナポレオンが生まれた島です。

コルシカ島は、ビーチもあり海岸も美しいのですが、実は山が中心の街。17世紀まで海岸側は、危険な場所、悪魔のいる場所、奴隷売買の場所として恐れられ、住民は海岸に住むのを避けていたので、コルシカの伝統文化やコルシカらしい生活は山側に残っているのだそうです。

ということで、私達も山側に行くツアーに参加しました。日光いろは坂を思わせる山の中の狭いくねくね道を、時には崖ギリギリの所を通りながらバスで登って行きました。コルシカの家々は石で作られていて、家の近くには畑もあり、自給自足に近い生活が残っていました。

║ 神秘の島サルディーニャ島とヌラージ遺跡

翌日は、サルディーニャ島に上陸。

コルシカ島とサルディーニャ島の二つの島に行けるのはクルージングの旅ならでは。しかも、寝ている間に次の島に到着。クルージングは、とても効率的です!

サルディーニャ島は、神様の足跡からできたと言われる神秘の島。そこに謎に包まれた世界遺産ヌラージ(またはヌラゲ) 遺跡があるということで、行ってみました。専用コーチで一時間ほど内陸に入って行くと、何もない広大な土地の先に石を積み上げて作られた塔と迷路のような遺跡がひっそりと建っていました。紀元前15世紀前後に建てられた円筒・円錐形の建築物が集まった遺跡で、島内にはこの建築物が7000個もあるのだそうです。ただ、その目的や役割についてはわかっていないことが多いとのこと。

迷路を進み塔の中にも入ったのですが、狭くて暗い洞窟のようなところもありインディ・ジョーンズの気分を味わいました。

伝統文化を味わうマラカラゴーニ

ヌラージ遺跡でインディ・ジョーンズ気分を味わった後は、マラカラゴーニへ移動しました。ここではサルディーニャの伝統的な家で、伝統の楽器演奏と伝統のクッキーとワインを楽しみました。

家は外から見ると何の変哲もないのですが、門を開けるとブーゲンビリアの花の棚が広がっていました。大切なお客様が来ると、門から中庭までハーブを巻くのがしきたりということで、爽やかな香りが漂っていました。家の方々も伝統衣装で、タイムスリップしたような空間でした。

いただいたクッキーの材料は、主にアーモンド。アプリコットなどが入ったものもあり、酸味のある爽やかな味でした。ワインは、サルディーニャでは基本的には白ワインだそうで、熟成させたものから新しいものまで、クッキーに合わせて5種類頂きました。

║ 消えた都市、ポンペイ

約2,000年前の噴火で焼失してしまったポンペイへ行きました。

火山学者の予測では、なんと2025年までに再び大規模な噴火が起こるとのこと。ちょっと冷や冷やしながら観光しました。現在のヴェスヴィオス火山は頂上が二つに分かれていますが、噴火前は一つで標高も今の倍だったそうです。山が半分になってしまうなんて、噴火がどれだけ大規模だったかがわかりますね。

ポンペイの街を2時間歩きましたが、劇場、公衆浴場、ファーストフード店など当時の人々の暮らしがそのままの状態で残っており、ここで確かに人々が暮らしていたんだと感じられました。

街には水道も通り、道は京都の碁盤の目のように整備され、大理石の交通標識まであり、高度な文化が栄えていたこともわかりました。しかし、化石化した状態の逃げ遅れた人々や子どもや犬の姿も残されていて、消えてしまった多くの人々と暮らし、そして文化の重みに複雑な心境になりました。

║ 最終日、ヴァチカン市国

遂に、最終日。初日に出航した港、イタリアのチベタベッキアに戻ってきました。
私達の帰国の飛行機は夜の便だったので、ローマ→ヴァチカン市国→空港へのツアーに参加しました。

港から専用コーチで1時間で、ヴァチカンに到着。世界で最も小さい国ですが、世界で最も大きいカトリック教会、サン・ピエトロ大聖堂があります。

これまでいくつもの教会を見てきましたが、さすが世界最大!壮大で荘厳な姿に息をのみました。教会内の装飾も美しいという言葉では全く足りない、これまでにない感動がありました。

私達は、サン・ピエトロ大聖堂に10:00ごろ着いたのですが、入り口には既に200人程度の行列が。そして、1時間ほど見学して外に出ると、その行列は5倍以上に!

サン・ピエトロ大聖堂に行かれる方は、朝早めに行くことをおすすめします!

✍ nkjy4
世界各地でボランティア活動を行う人気ブロガー。手紙で世界中に想いを伝えるプロジェクト「必要な人に必要な言葉を-Words for you-」を運営。

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