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旅行先でレストランに入れない?「ワクチンパスポート」の活用について【2021年8月9日現在】

TabiTabi編集部
TabiTabi編集部
旅行先でレストランに入れない?「ワクチンパスポート」の活用について【2021年8月9日現在】
コロナ明けの海外旅行で注意する点は? 新型コロナウィルスのワクチンパスポートってなに? 活用方法についてまとめました。

2021年7月から、新型コロナウィルスのワクチンを接種したことを公的に証明する「ワクチンパスポート」の申請受付が全国でスタートしました。

ワクチンパスポートによる入国時の隔離期間免除・緩和

一部の国と地域に入国する際の隔離措置の免除・緩和を受けることができ、今後も各国との調整が付き次第、活用場面が増えていく見込みです。(イタリア,ドイツ,オーストリア,スリランカ,トルコ,タイ一部の島など *2021年8月6日現在)

外務省海外安全ホームページ
(海外渡航用の新型コロナワクチン接種証明書が使用可能な国・地域一覧)

現地滞在中の制限

ヨーロッパの一部の国や都市では、ワクチンの普及に合わせて、公共の場での「新型コロナワクチン接種証明書」の提示を義務化する動きがあります。

ここで旅行者にとって障害となるのが「日本で発行したワクチンパスポート」とは別に「現地の証明書」が必要となる可能性があるという点です。

現状、新型コロナワクチン接種証明書については普及段階ということもあり、国際的な規格が定まっていないため、滞在先に応じた証明書を追加で取得する必要がある場合があります。

例えばフランスの場合、レストランや百貨店、長距離列車などを利用する際に「衛生パス」の提示が義務化されており、違反者には罰金が課せられます。

提示義務は旅行者も当然対象となりますので、衛生パス(QRコード)を取得する場合は、事前に必要書類(EUに承認されたワクチン接種証明、パスポート、往復航空券コピーなど)を添付の上、フランス外務省にメールで申請する必要があり、取得したQRコードを必要な場面で提示する流れとなります。

今後も、フランスに限らず証明書提示義務の場面が増えたり、日本で発行されたワクチンパスポートの国際的な有用性が高まるなど、さまざまな可能性が考えられますので、旅行前に滞在先の最新情報をチェックしておく必要があるでしょう。

日本への帰国時は?

日本への帰国時はワクチンパスポートの有無に関わらず、検査証明書の提示、宿泊施設での待機等、水際対策措置を受けることが必要です。

厚生労働省
(水際対策に係る新たな措置について)

ワクチンパスポートの取得について

・取得対象者

当面の間は下記①、②両方に当てはまる場合に取得が可能です。

①新型コロナウィルスワクチンの接種を受けたこと(国外等、日本の予防接種法に基づかない接種を受けた方は対象外)

②接種証明書を所持していることによりと渡航先から防疫措置の緩和が受けられること

・取得方法

接種を受けた際にワクチンの接種券を発行した市町村(通常は住民票のある市町村)にて取得します。*1回目と2回目で別の市町村の接種券を使用して接種を受けた場合は、それぞれの市町村にて取得

・申請に必要な書類

①申請書(各市町村で準備)

②渡航時に使用するパスポート

③接種券のうち「予診のみ」部分(ない場合はマイナンバーが確認できる書類)

④接種済証又は接種記録書(紛失した場合は予診票の写し本人控え)

*その他自治体が定める書類が必要な場合があります。申請書などを事前にダウンロードできる場合もありますので、各市町村のHPなどを確認してください。

厚生労働省
(海外渡航用の新型コロナワクチン接種証明書について)

今後のワクチンパスポート活用の方向性

新型コロナウィルスワクチン以外に存在する代表的なワクチン接種証明書としては、イエローカード(黄熱予防接種証明書)が挙げられます。イエローカードはIHR(国際保健規則)に基づいた、アフリカの一部地域への入国時に提示が義務付けられた証明書で、今後、新型コロナワクチン接種証明書についても国際的な基準が設けられ、出入国時の提示義務化などの措置が設けられる可能性もあります。

現状は世界的にワクチン接種の普及段階ということで課題も多く残されていますが、今後証明書がどのように活用されていくのか注目されています。